今回は、釣り仲間の幸運児さん、とんぬらさんと同行しました。
ぜひオオタナゴを釣ってみたいとのご要望にお答えして、私がガイドをすることになったのです。
ここしばらくはバストーナメントで忙しかったので、約1ヶ月ぶりにいつもの霞ヶ浦某流入河川を訪れました。

うまくいけばオオタナゴ＆アカヒレタビラ＆マタナゴ（またはオカメ）のタナゴ三昧が楽しめるのでは？と期待する反面 、春の訪れとともにタナゴ達は乗っ込みでどこかへ行ってしまったのでは？という不安もありました。

結果は、私の不安が適中し、3人でオオタナゴ5匹＋アカヒレ数匹という貧果 に終わりました。彼等はすでに深場を離れカケアガリの途中を回遊しているようでした。
また、浅場のアシ際はブルーギルに占領されており、小型タナゴ達の姿はありませんでした。

今回は写真のスゴモロコを始め、巨大モツゴ、ヒガイ、モロコといった雑魚達も釣れました。

結果としては、オオタナゴ達の乗っ込み行動を把握出来ず、見失ってしまいました。
既に雄は婚姻色（背中のブルーに加え、腹はピンク、臀びれの縁は白くなっていた）も出て、雌の産卵管も伸びていました。
詳しくは知りませんが、こんな大型の外来種と在来種が競合したらと思うと少々ゾッとします。同じ貝を取り合うんですかね？

いずれにしても彼等のシーズナルパターンを追いかけてみたくなりました。

午後からは 私単独で、川へヤリタナゴを探しに行きました。

最初の川を河口から上流（タナゴ止めの滝？）まで遡った結果 は、小型〜中型のアカヒレタビラを50匹強というものでした。

このまま続ければ束釣りも可能でしたが、本日の目的は婚姻色が美しいヤリタナゴを探すことでしたので、早々に切り上げました。

これがその時の成果です。（オオタナゴは午前中の成果です。）

アカヒレタビラの雄は既に婚姻色が美しく、雌は腹ボテ状態でした。産卵も近いのでしょう。

ここでは、夕方の１時間程を過ごしましたが、あれこれ探索した結果 、ある一ケ所のエリアで数匹の良型タナゴを釣る事が出来ました。これはアカヒレタビラです。

流れの中で釣るタナゴは、止水とは違った楽しみがあります。
今回は仕掛けが不十分だったのでなかなか上手く釣り上げられず、悔しい思いをしました。次回は流水用に工夫をするつもりです。

そして、念願のヤリタナゴ！と思ったら雌でした。

それでも今年の初物なので、嬉しかったのですが、やはり雄の美しい姿を拝みたかったです。

しかし、願いはかなわず、この後も雌を2匹程追加して時間切れとなりました。

でもこの体型には惚れ惚れします。まさにヤリですね。水槽の中でも他と比べて俊敏な泳ぎを披露しています。流水を好むせいか、ヒレが立派です。

この川で釣り上げた良型のヤリタナゴとアカヒレタビラです。

なぜか雌ばかりのようです。次回に期待します。