連休前半、婚姻色の美しいヤリタナゴを狙って、埼玉県北部の某河川を探ってみました。

ごらんの通り、水は澄み、護岸も無く、岸辺の草や木々が青々と茂る魅力的な小川です。

たんぽぽの綿毛を散らさぬような忍者のような足さばきで水中を覗き込むと・・・、キラッキラッと川底で餌をついばむ無数の雑魚達が見えました。 なんて夢のような聖域なんだろう・・・。

でもそれが勘違いであることに気付くのに多くの時間は要りませんでした。
あまりにも 釣れません！透明度が高すぎるのと、流れがキツいのと、どうやら魚達がスレているみたいです。

ウキを使った流し釣りはあきらめて、脈釣りによるピンポイント攻撃を続けていると・・・

ようやく写真のようなヤリタナゴの雌が1匹だけ釣れました。流線的な良い形です。まさに"ヤリ"ですね。
何はともあれ、今年の初たなごが釣れて良かったです（^ ^）v

それにしても、昨年来私には雌しか釣れません。近くのおじさんは綺麗な雄を釣り上げていたというのに・・・。謎です。

近くに寄ってみました。
鏡のように銀色で大振りなウロコと、特徴的な口ヒゲがヤリタナゴの特徴です。

産卵管が伸びているので、産卵間近なのでしょう。

写真のような藻の際、岸際のえぐれ、ちょっとした物陰等の変化に彼等は身を潜めている様でした。

今回は日中でしたが、次回は朝マズメや夕マズメに狙ってみたいです。もしかすると大胆に流心で餌を追ってくれるかも・・・。

あまりのシビアさにストレスが溜ったので、帰りになじみの場所でオカメと遊んでみることにしました。何人かの釣り人達が思い思いに釣り糸を垂れています。

私も良さそうな場所を選んでやってみるのですが、イマイチです。
そんな時に彼女が「アタリがあるのに乗らないからここでやってみて！」と言うので、渋々やってみると・・・、

写真のような綺麗な雄のオカメが釣れました。
う〜ん、やっぱり美しいです。

でもこの後は、他にヤマベとフナを数匹追加したのみで、たなごは駄 目でした。やっぱり釣行不足が原因のようです。

遅ればせながら、たなご始動です！頑張るゾ！

ストレス一杯で帰り支度をしている時にふと振り返ると、いきなり美しい光景が目に飛び込んで来ました。

おおーっ！

これはレンゲ畑です！綺麗ですね〜。
何だか癒されていくような気がします。すごいの一言です。

接写してみました。
普段、花なんて注目したことはありませんでしたが、これだけのものを目の当たりにするとさすがに感動します。

これからは魚だけでなく、まわりにも目を向けてみようっと。