去る'05年11月上旬、外出の帰りに、彼女とI沼代用水に立ち寄ってみた。初秋の「釣輪具雑魚団」の取材で訪れて以来、のどかな風景が脳裏に焼きついてしまい、近いうちに彼女と来ようと思っていたのだ。
15:30過ぎに現地に着いてみると、川は相変わらずのどかであった。さて、日没までの小一時間楽しもうっと！

   さっそく彼女にはカーボン9尺竿、私は俊秀作7尺5寸の小鮒竿を用意し、軽めのオモリを付けた連動シモリ仕掛けを若干流れに乗せ気味にして釣っていく。ハリはがまかつ秋田狐2号、餌は赤虫だ。この川は全体的に浅くて魚が驚きやすいので、少しでも深いところ、障害物のあるところをメインで探っていく。今日は前回よりは多少濁りが入っていて釣りやすそうだ・・・。
           
   
           
 

・・・と、間もなく食って来たのはコロコロに太った可愛い小鮒。その後も彼女と2人でポツポツ釣り上げることが出来た・・・。

   これはヤマベ。時々掛かっては和竿を絞り込むので、ちょっとヒヤヒヤさせられた。
           
   
           
 

数釣りに狂喜する若者グループとそれを見物するおじさん、車椅子で散歩中の方、そして私達は、こんなのどかな風景の中で、夕暮れ時を楽しんでいた・・・。
ガキの頃、放課後にのべ竿とバケツを持って遊びに行った、私の遠い記憶の中の「小鮒釣りしかの川」を思い出させてくれる川なのだ・・・。

  

夕方の小一時間釣りを楽しんだ結果は、鯉っ子、クチボソ混じりで20匹余りだったが、釣果以上に大満足なひとときを味わえた気がする。

また来年の秋も小鮒達に逢いに来たいなぁ・・・。