去る3月下旬の週末、引越本番を来週に控えた私は、荷物満載の愛車と共に土浦市内の有名河川に向かった。午前中に軽く釣りを楽しんだ後、新居に寄って荷物を運び込む予定なのだ。しかしながら、朝からお腹の調子が悪く、コンビニのトイレを転々とした私が釣りを開始出来たのは午前9時を回ってからだった・・・(汗)。   まずは上流に入ったが、雨不足のせいで水位が低く水も悪い。そこで車で下流まで走ってみたところ、桜並木周辺も水が悪く、結局、川幅が狭まる"フクラミ"から上流の分岐点までがいくらかマシな状況だった。
そこで私はカーボンの4.5ｍ竿＋半ヅキ仕掛け＋赤虫餌でヤッカラの中やヘチの矢板の際を丹念に打って行くことにした。水温は11℃、気温は14℃、まだまだ春本番とは言いがたい・・・。		  
             
     
             
  それでも横着してフクラミ上流の小さな赤い橋の上からヅキ釣りをしていると、間もなくやや深めのヤッカラの中からきれいな銀ピカの八寸が食って来たので、少しホッとした。  

その後、上流に歩きながら探って行くものの小一時間アタリなし。

・・・と、強烈なアタリが！！！
慌てて合わせるとなんだか引きがおかしい。そのうち糸が円を描き始めたのでピンと来た。

  
             
     
             
  案の定、上がって来たのは良型のブルーギルだった(笑)。毒々しい婚姻色が出始めていたのでそっとリリースした。むやみな殺生はしたくないから。  

その後もさらに上流を目指したが、またもや小一時間アタリなし。本命ポイントも何箇所かあったのだが・・・。少し集中力が切れかかっていたが、私の大好きな"犬ポイント"に到着したので、気を取り直して対岸ヘチ寄りに仕掛けを入れると、いきなりウキが横っ走りした！

  
             
     
             
  カーボン竿を絞り込み、ギュンギュン糸鳴りをさせながら上がってきたのは九寸だった。この時の水温は14℃。鮒達は暖かさに誘われてヤッカラから這い出て来たのかもしれない。・・・などと考えながら同じポイントに仕掛けを投入！  

すると、今度は食い上げアタリで親ウキが一気に下流へと流された。そして格闘の末に上がって来たのは、丸々太った泣き尺だった。嬉しいよー！

流れの中を力強く泳ぐその姿を見ていたら、なかなか進まない引越のストレスが軽くなったような気がした・・・(素)。

  
             
     
             
  その後1時間以上音沙汰が無かったが、お昼過ぎに流心のまばらなヤッカラ帯からきれいな五寸鮒が食って来てくれた。ホントに癒されるなぁ〜。今日はこれで打ち止めとするか・・・。   今回は絞り込んだエリア内を繰り返し歩き回って、様々な変化にしつこく仕掛けを入れ続けたのが良かったようだ。
エンコ釣りの方々は軒並み不調らしかったので、まだまだ乗っ込み本番ではなく、歩き回って居付きの鮒を拾い釣り出来たのが勝因らしい。		  
             
     
             
  その後、偶然実家チームと会ったので、先週末良かった西浦北岸・T地区まで足を延ばしてみたのだが、一転してタフな状況だった。結局、母が水門近くのカーブで五寸鮒を1匹釣り上げただけだった・・・。  

諦めきれずに西側に向かって広範囲に探って見たが、二尺鯉を2,3匹掛けただけに終わった・・・。ホントに乗っ込み鮒は神出鬼没だなぁ〜。