去る4/22、霞ヶ浦・西浦に行った。先週末に北岸のホソで爆釣との情報を得たので、気合い十分で夜明けに現地に到着。まずはT地区のホソから始めてみたが、全体に浅いところが多く、しかもどう見ても本湖からの水が入って来ているとは思えない感じだ。「ここじゃないのかな?」一瞬不安がよぎった・・・。

でもそんな心配をよそにすぐに八寸の良型が釣れ、さらに同サイズの鯉も食って来た。どうやら魚はいるようだ。その後もテンポ良く探っていくが、浅過ぎたり水が死んでいたりで狙う場所が少ない。仕方がないので、機場周辺に絞り込んで数カ所探索したが、ポンプが動いているエリアもあったものの全体にノー感じだったので早急に移動した

続いて訪れたのはA地区のホソ。先週末の段階では乗っ込みはまだらしかったが、そろそろじゃないかと思って期待して来てみたところ、案の定、機場は既に動いており濁った水が本湖から勢い良く入って来ていた。当たっちゃったらどうする~俺!

・・・と間もなく銀ピカの六寸が釣れた。とても綺麗な魚体に思わず嬉しくなる。間違い無く乗っ込みの魚だ。ちょっと安心した私はハイペースで対岸の護岸の際を打っていった。

すると今度は金ブナが釣れて来た。相変わらず綺麗な魚体だ。でも期待していた魚ではないのでさらにテンポ良く探っていくが、どうも手応えがイマイチだ。まだ早いのかな~?
結局この後鯉っ子1匹と小鮒1匹を追加しただけで終わってしまった。残念ながら時期尚早のようだ。焦る私は次を急いだ・・・。
お次は機場をはさんで反対側(出島寄り)のS地区のホソを覗いてみた。するとかなり濁った水が勢い良く機場から吐き出されており、傍には並べ釣りをするご老人がひとり・・・。早速状況をお聞きすると「ここは濁ってるよ~」といかにも不調な感じの返答だったが、足元のフラシが暴れているのを私は見逃さなかった。ニヤリ・・・。

早速私は探り釣りで攻めてみたが、なんだか確率が悪い。先程のご老人は竿を3本並べ、キヂで六寸クラスをポツポツ釣っている。そこで私は探りのペースを落とし、良さそうな場所をピンポイントでじっくりと探ることにした。そして田んぼの水が落ちているちょっとした凹みで結果 は出た・・・。

ここでは短時間に七寸、六寸×2匹、コブの合計4匹を釣ることが出来た。ごらんの通 りのコロコロした美しい魚体にとても癒された。ここでずっと粘れば2ケタは堅かったと思うが、尺上を狙いたかった私はこの場所を離れた。(今思えばこれは失敗だったのだが・・・)

土浦に戻りながら、S地区のホソを覗いたが問題外。早期に良かったT地区のホソではコブと鯉っ子のみ・・・。落胆した私は思い切って西浦南岸へと移動することにした。ここまで午前中だけで鮒は10匹。さほど悪くはないが、気合いが入り過ぎているためか素直に喜べないのだ。

午後一番でF地区のホソを覗いてみたところ、濁った水がガンガン入って来ていて流れが強かったが、魚の気配は全く感じられなかった。その後、南岸を美浦方面 に走りながら、M地区、U地区とつまみ食いしてみたが、全くアタリが無いまま15時を過ぎてしまった・・・。

このままではハマると思った私は、夕方のワンチャンスにかけて無謀にもこの後佐原地区へ移動した。まずはS水路とO水路の合流点を覗いてみたが全然駄 目なので30分であきらめ、先週良かったY川へ移動し、残り1時間に賭けることにした。

Y川には殆ど釣り人がいなかった。嫌な予感がしたが、時間が無いので集中して探索開始。それにしても寒い。そのせいかアタリが全然ない。ところがある深みにさしかかったところで突然アタリが出始め、五寸前後ながら立て続けに3匹を釣ることが出来た。とても嬉しかった。

最後に1匹追加した時点で時間切れ打止め!ご覧のとおりのコロコロした可愛い鮒だった。急な冷え込みのため、周囲より暖かい深みに固まっていたようだ。それにしても今日は焦ってあちこち走り過ぎた気がするが、時々このように集中して探索する日を作ることで、シーズンを通 じて鮒に出会える確率がアップすると信じたい。次回の為に捨てる日もある・・・。

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